前回は藤田さんの畑の種まきについてのお話でした。
今回は肥料のお話
畑の肥料といえば3つの成分を多く含んだ化成肥料や有機肥料がよく挙げられたりします。
でも藤田さんはそういった肥料を畑にあまり与えません。
何故でしょう?
理由は葉を見れば分かると藤田さん
他の地域より淡い色の葉っぱになっています。これは適正な栄養を与えているからなんだそうです。
一般的に、肥料は色々な成分が含まれています。(化成、有機に限らず)
ただ、畑ごと不足している成分は違います。
この各畑に、不足な栄養素がないように同じ肥料をまくとどうなるでしょう。
そう、成分によっては過剰量まかれてしまうのです。
すると、大豆は栄養過多になり、葉っぱの色もやや黒ずんだ色になるのです。
それを避けるために、各畑に足りない成分だけに絞って、必要量あげるんだそうです。
ここで疑問が出ました。
足りない成分をどうやって調べるんでしょうか?
それはなんと
アメリカまで土を送って、詳細な土の成分の分析をしてもらうんだそうです!
「葉っぱの色が、あぜの雑草の色と同じでしょ。それが自然な色なんですよ」
嬉しそうに語る藤田さん。
大豆に対する深い愛情と、より良い大豆づくりのための探求心を、その笑顔に感じました。
どんな大豆になるか、待ち遠しいです!